01ラベルで選ぶ
まず、日本酒のビンに貼っている「ラベル」を見てみます。アルコール分や原材料名、精米歩合、原料米の品種などは法令で表示が義務付けられているため、必ず表示されています。産地名や貯蔵年数、品質については法令で決められた要件を満たす場合のみ表示しています。「原酒」や「生酒」「樽酒」といったお酒の特徴が示されているときは、選定の参考にしてみましょう。また、ビンの裏に、味の甘辛やおすすめの飲み方を書いたラベルを貼っていることもしばしば。味の説明が書かれていることもあるので、迷った場合はぜひ一度“裏”を見てみてください。
02香りと味わいから選ぶ
数年に渡り21,000種を利き酒し、日本酒を香りと味わいで4つのタイプに分類しているのがこちらのエントリー。
薫酒:香りの高い大吟醸酒系や吟醸酒系
熟酒:長期熟成された古酒系
爽酒:軽快でなめらかな普通酒系や生酒系
醇酒:コクのある純米酒など
03料理との相性で良さを選ぶ
料理と一緒に日本酒を楽しみたい場合は、料理との相性の良さで選ぶことをおすすめします。甘い味付けの料理やでんぷん質が多く甘みのある料理は、同じく甘口の日本酒と相性がいいとのこと。逆に塩味が強い料理には、さっぱりした辛口タイプが好バランス。脂っこい料理は、淡麗タイプや熟成タイプがぴったり合います。具体的には、しょう油を付けて食べる刺身は辛口が合います。ただし淡白な魚には淡麗タイプの方がいいそう。うま味がダシに溶け込んでいるおでんは、濃醇(のうじゅん)タイプがおすすめ。口の中をさっぱりさせるため、途中で淡麗タイプに切り替えてもいいとのことです。